ファッション第3の道とは

ファッション第3の道とは?① 私はいかにしてファッション第3の道を歩くようになったか?

スペックの誌面

ある時、私は気が付いた。
「服飾には3つの道がある」

 

ファッション第1の道

 

私は15歳くらいまで、服に興味がある連中を内心では小バカにしていた。
当時の私の主な考えは、以下の2つだった。

 

①人間は中身が大事なのであって、外見を気にするというのは中身に自信がない奴のやることだ
②服を気にしてるやつは、流行に流されているだけの中身のない連中だ

 

今の私は、これら↑を間違えていると思っている。
しかし、当時の私は間違ってると思っていなかったので、
そのままファッション第2の道に進んだ。

 

また、この時の「服に興味がある連中」の90%はファッション第1の道にいた。
つまり、
①外見を気にしていて
②流行に流されている
ことが『ファッション第1の道』である。
そしてこの2点の逆が『ファッション第2の道』である。

 

 

ファッション第2の道

 

私は高校1年生までオカンの買ってきた服を着ていた。
あるとき、その服に「fashionable」と書いてあることに友人の一人が気付いた。

 

その服は「ファッショナブル」から、とても遠い服だったので、
しばらく友人たちからいじられた。

 

私は割と反省しがちなタイプなので、
その頃はうすうす気が付いていた。

 

私も本当はカッコいい服が着たかった。
カッコよくなりたかった。
カッコよさを手に入れて、何か利益を得たいわけじゃなく、
ただ単にカッコ良くなりたかった。

そして当然ながら、オカンにセンスはない。

 

もてたいとか、ステータスを上げたいとかではなく、
自分の人生の瞬間瞬間を、カッコいい自分として生きたかった。
思い出の中の自分は、カッコいい自分でありたかった。

 

いくら過去を思い出しても、一回しかない人生の小中学生時代なのに、

カッコ悪い自分しかいなかった。
これはもう修正不可能な過去となってしまった。
そのことに気が付いた時の私の気持ち!

 

カッコよさに興味があることを、
周囲に悟られるのが恥ずかしかった。
その時私は、ファッション第2の道にいた。

 

 

ファッション第3の道

 

高校1年生の時、コンビニでアルバイトを始めた。

 

色々な人が色々なものを買いに来た。
コンビニにはいろんな商品が売っているなあ、と感心した。
普段、客として買い物をするとき、
目当ての品以外は見えてなかったんだ、と気が付いた。

 

例えば「ライターの石」。
私は煙草も吸わないし、ライターに関心がなかったので
ZIPPOライターの発火用の石が、コンビニに売ってるとは知らなかった。
顧客から「ライターの石はどこに置いてますか?」と聞かれ、
店長に「ライターの石」のことを教えてもらって、初めて知ったわけだ。

 

そして、顧客の中に「ファッション雑誌」というものを買っている人がいた。

 

私は「あ!ファッション雑誌というものがあるんだ!」と強い印象で思った。
そういうものがあるということは、うっすら知っていたけども、
本当に「うっすら」の状態で、意識化してはいなかったように思う。

 

そこから色々なファッション雑誌に興味を持ち、
長期間買い続け、読み続けることになる。
そしてそれは、ファッション第1の道だった。

 

しかし!
くしくもその時、空前の「ヴィンテージレプリカジーンズブーム」が訪れていた。
これはある部分で特別な流行だった。

 

そして、そこには「ファッション第3の道」の入り口がポッカリ口を開けていた。
私にはとてもとてもカッコよく見えた。

 

ヴィンテージレプリカジーンズ(以下レプリカジーンズとする)は
数々の雑誌で特集され、ムック本なども次々発売された。

 

そこにはたくさんのメーカーが作り上げたレプリカジーンズが掲載されていた。
レプリカジーンズの定義ともいうべき各スペックが、
何度も何度も様々な特集で紹介されていた。

 

同時に製作者たちが自社製品に込めた思いを語っていた。

 

その思いはさまざまであったが、共通してるのは
「ジーンズだったものが、
世の中のどこを探しても売っていない。
だから自分たちで研究して作った」
ということだった。

 

そして、全員ではないが、ほとんどの製作者は
「アンチ流行」の姿勢を見せていた。

 

そうか!
服にこだわる=流行に流される
ではなかったんだ!

 

流行に流されないが、服について知り、
かっこいい服にたどり着く道がここにあった。

 

ただ複雑なのは、
「アンチ流行という流行」だったことだ。

 

だから私は、一概にファッション第1の道をダメな道だとは思わない。
そこから生まれるものもある。
ファッション第2の道も、人生における投資方法の一つだと思う。

 

だけども私は、ファッション第3の道を歩き出していた。

 


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sukoshisenpai
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